2013年

12月

05日

医療関係者、メガネ処方者の皆さまへ

2013年12月4日、ついにレーシック被害について

消費者庁から勧告がなされました。

 

 

ヤフーのトップニュースにも出ました。

 

本日12月5日にはNHKニュースでレーシック被害が

再度報道されるため、心当たりのある被害者は医療機関に

出向くことになると思います。

 

この後遺症は従来の眼科の診断だと、単なるドライアイや

眼精疲労という結論となります。アメリカの論文の翻訳が進めば後遺症について追々明らかになってくると思うのですが、「ドライアイ、眼精疲労」結論付けることは眼科の信頼を大きく落とすことになると思われます。

 

そのため、当会におけるレーシックの被害状況と

その対応についてまとめます。

1、まず両眼視機能検査を行ない、できない場合は他の施設を紹介したほうが良い
当会の会員のかなりの割合を眼位異常者が占めており、私もその一人です。気を抜くと対象物が2重に見える複視(両眼複視)を併発しています。
両眼視機能の異常は見え方がおかしいだけではありません。私は常にモノを見るときに緊張していないといけないため、メガネを取ると今や5分で気分が悪くなってきます。
また、レーシックの被害者の中には「まぶしさ」を訴える患者も多いのですが、斜位の症状の一つとして「まぶしさ」もあるのです。

このためレーシックの被害を疑われる被害者が来たら、必ず両眼視検査を行うようにしてください。

それができない場合は別の施設を紹介するか、それも不可能な場合は早い段階で「うちでは見れない」と患者に伝え、理由をお伝えいただければと思います(そうでないと単なる診察拒否になってしまいます)。

 

2、遠視は単純にオートレフで出た数値を信頼しない

当会の患者の傾向としてよくあるのは、「オートレフで屈折度数を測ったメガネを作るが、遠視の度数が弱すぎて合わない」という事例です。レーシックの被害が疑われる場合は、調節麻痺剤を点眼後、両眼視力で測った方が適切なメガネを作成できるようです。

また、メガネを処方して数日経つとまた遠視が出てくる場合が多いので、定期的に様子を見ていただければと思います。

 
3、プリズムメガネを処方する際は、目的をしっかり説明する。
日本でプリズム処方が廃れた原因の一つとして患者側の問題もあります。すなわちプリズムメガネは慣れるまでに1ヶ月ほどを要し、しかもずっと装用していることが必要となり、かつ合わない人も少なくない割合で存在するため眼科はクレームを避けたいと考え、プリズムの処方は一般的とは言えないレベルになってしまいました。
しかし、レーシック被害が拡大したことの要因として両眼視機能の軽視は非常に大きく、たとえ何割かの患者に合わなくてもこれ以上の被害の拡大を抑えるためには患者へのしっかりした説明が必要であると思います。
処方の際は是非患者に「なぜこのメガネが必要なのか」「どうしてずっとかけていなければならないのか」「合わない場合もある。その時は仕方がない」ということを説明して頂ければと思います。
 
4、安易に再手術をしない、勧めない
単なる屈折異常、すなわち遠視のみが原因の患者の場合は再手術で治ることもありますが、眼位異常を併発していると再手術した結果悪化(眼位が悪化)するケースが多いです。被害者の会では再手術をきっかけに寝たきりになった方もおられます。一人や二人ではありません。
 
再手術を希望する患者がこられたら必ず「さらに悪化する場合もある」ことを事前にお伝えください。
また、それでもどうしても再手術したいということでしたら、1日ですぐに決めずに、必ず眼鏡によるシュミレーションを少なくとも1ヶ月は行った後、危険性を十分すぎるほど説明し患者の了承を得てから手術を行うのが適切であると考えます。
 
5、調節が原因の眼精疲労は、調節麻痺役で軽減される場合がある。
ミドリンを就寝前に点眼すると眼痛が和らぐという報告がある程度来ています。
 
以上、当会の被害者の被害情報を参考に
取り急ぎ書かせていただきました。
 
医療関係者の皆様、メガネ店の皆様、
どうか宜しくお願いいたします。