2012年7月20日の記者会見用に準備していた資料です。

2012年7月20日に開催予定だった記者会見用に当会で準備していた資料です。

直前になって出席予定の者が体調不良で出席できなくなり、

当会の会見は延期となりました。

ただ、この資料自体は皆様が後遺症について知るのに役立つと思うので

ここに公開させていただきます。

資料①エキシマレーザー角膜屈折矯正手術の概要術後発生する場合のある見え方の質の低下について
LASIK後に視力検査表では測定不能な「見え方の質の低下」が
発生する場合があります。
クリニックは通常代表的な症状である「ハロ・グレア・スターバースト」は
「6ヶ月で元の状態に戻る」と説明します。
確かに症状が改善する患者もいますが、一部の患者でこの症状は永続します。

この資料では
・言葉では難しい見え方の質の低下のイメージ画像
・代表的な合併症である「ハロ・グレア・夜間視力の低下・ドライアイ」などの
 発生率
を説明しました。

これらの資料はレーシック先進国であるアメリカのサイトを参照したり、
アメリカの厚生労働省下の組織であるFDA(米国食品医薬品局)の資料を
参照にした、出所の確かなものです。
ビ版_資料①レーシック後発生する見え方の質の低下について.pdf
PDFファイル 570.5 KB
資料②屈折矯正手術後に発生する両眼視機能および眼位異常の問題について
LASIK手術の前から斜位などの眼位異常を持っていた場合、
手術後の両眼視の混乱が原因でこれが悪化したり改善したりする
場合があります。
改善するならもちろん良いのですが、改善しようが悪化しようが
日本の眼科学は両眼視に関する研究が海外に比べて非常に遅れているので、
悪化した場合医者が対応できずに深刻な後遺症となる場合があります。

この資料は
・日本人1000人を対象にした眼位異常保有者の割合
・日本と海外における国立国会図書館上のデータベース比較
など、日本では全く公開されていない資料を含んでいます。
ビ版_資料②屈折矯正手術後に発生する両眼視機能および眼位の問題について.pdf
PDFファイル 345.4 KB
資料③角膜屈折矯正手術でのクリニックのガイドライン違反の実態
日本眼科学会は屈折矯正手術に医師向けのガイドラインを作成しています。

日本眼科学会「屈折矯正手術のガイドライン」H22.08.11
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/lasik.pdf

このガイドラインには「患者の年齢は20歳以上とする」
「近視の矯正は6Dまでとする。ただし医学的根拠が認められる場合は
十分なインフォームド・コンセントのもと10Dまでとする」と
定めていますが、クリニックはガイドラインの逸脱を日常的に行い
ガイドラインは形骸化しています。

ここではガイドライン違反で手術され、その後に後遺症を発症した
患者の例を紹介しています。
ビ版_資料③角膜屈折矯正手術でのクリニックのガイドライン違反の実態.pdf
PDFファイル 281.5 KB